食事に関しては非常にカルチャーショックを受けるのだが、これもその一つ。
笹のような葉っぱに、何か包まれている。
これだけ「はい。」って出されても……。
ディップにご教授いただいた。
ディップ:「ビニールをとる。」
柳田:「ふんふん。」
ディップ:「口に入れる。」
柳田:「……このまま?」
ディップ:「噛む。噛む。噛む。」
柳田:「……。うそだろ、おい。」
ディップ:「お口なおし。」
どうやら、日本でいう「焼肉屋の会計後にもらうミントガム」的存在らしい。
葉っぱの中には、種みたいな、小さい粒粒したモノとかが入っている。
ただの葉だよ。
これ噛むんか?
“絶対、柳田を試そうとしている。”と思ったので
「ディップ、食べて見せて~や。」と言うと、
半笑いで
食べた。
ディップ:「これ、あんまり好きじゃない。」
だろうな。
顔、半笑いだもんな。
予想通り、草の味しかせんわ。
胃がね、変よね、飲み込んだそばから。
「え、草やん!」って、胃が言ってるよね。
今までにない草感だもんな(これ以降、柳田はこれを二度と食べなかった)
午後からは、近くにあるクリニックへ見学。
クリニックは大学病院とは違い、Rich。
機器も試薬も充実している。
院長自ら、説明してくれる。

自己紹介したら驚いたことに、
院長:「君のことは知っている。論文を読んだよ。素晴らしい論文だった!」と言われた。
これ→(”Immunohistochemistry-baced Cell Cycle Detection(iCCD) : A Novel System to Visualoze Cell Kinetics on Formalin-fixed Paraffin-embedded Tissues.”, American Journal of Surgical Pathology 2012; 36:769-773.)
マジで驚いた。
American Journalの威力、半端ないわ。
院長、Thank you!
病理。パパニコロウ染色……だな。
EAとOGが置いてあるな……って!
遠っ!!!

手届かんやろ!!!! 遠っ!!
やっぱ 遠っ!!
ど、どうやって染色してるんや……。
↑
(柳田の予想図)
こんな感じかな?
ピンセットの距離では……ないよな。
菜箸的距離だよな。
色々と新鮮なバングラデシュ出張記、まだまだ続く。
▼病理技術支援出張記
第1話: そうだ!バングラデシュに行こう!
第2話: 空港からホテルに行くまでの道のり
第3話: チッタゴン(バングラデシュ)の朝を迎えよう!
第4話: 来たぜ、バングラデシュの大学病院
▼参考資料
柳田絵美衣「バングラデシュの医療事情と日本からの寄付の実態を考える」(2018年3月1日)。