手技一覧

アテローム(粉瘤)の病理標本作製のコツ

病理技師にとって「来たか」と思うとき1、剖検。2、速診断が多い。3、アテロームの検体処理・薄切。これらが上位にくることは間違いないだろう。その中でも、必ず誰しもが経験する「アテローム」。何だろう、あの”アテローム臭”。忘れられないよね。目隠ししても臭いだけで分かるよね。そんな病理技師にとって、素晴らしい経験となるアテロームの標本作製についてのコツを書きたいと思います(いろんな工夫の仕方があると思いますが、私が今までやってきた方法を書きます)。

薄切

薄切(はくせつ)は「ミクロトーム」という道具(大工さんのカンナに近い存在?)を使い、細胞(組織)を3µmほどの厚みに切る工程です。現在は、ブロックを切る刃は、剃刀のように替刃がありますが、昔は刀のような一本刀を使っていました。 なので、病理の技師は仕事の後、自分の一本刀を砥石で研いで、常に道具を最高の状態にしておく……「一本刀を研げるようになって一人前」と言われる時代があり、ガチガチの職人だったのです。

包埋でのポイント

「包埋する時のポイントは?」という質問をいただきました。 包埋は、標本を作製する上で、非常に重要な工程です。実際に包埋作業をしながらポイントをお話すると、わかりやすいのですが……とりあえず、書いて説明しますね。

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